院内は、ベビーカー対応の幅広のスペース設計をしておりますし、バリアフリーのため、ベビーカーなどで乳幼児をお連れの方でもご利用いただきやすいつくりとなっております。
また、キッズスペースも完備しておりますので、小さなお子様連れの方でも安心してご来院いただけます。お子様を遊ばせながら、お母様の治療も可能です。
個室もありますので、歯科が初めてだったり、他院でよく泣いてしまうお子様で心配の方は、他の患者さんのいないところでの治療も可能です。

フッ素は、歯を強化する効果があり、初期のむし歯であれば、再石灰化で歯を修復する効果も期待できます。食後は口腔内が酸性に傾き、歯の表面が溶け出します（脱灰）。しかし、唾液によって中和され溶け出したものが歯の表面に元に戻る、再石灰化が起きます。フッ素は、この再石灰化を強化してくれます。
乳歯は生えてから約2年は歯質が柔らかいため、虫歯になりやすい弱い状態です。この状態を守ためにも、定期的にフッ素塗布を行い、歯質を強化して虫歯になりにくい歯にしましょう。当医院では、お子様の年齢や体重にもよりますが、3～4ヶ月に1度の割合でフッ素塗布をお勧めしております。定期的に行った方が効果が期待できるからです。

お子様の口腔内環境をきちんと把握・説明できるよう、お口の中の写真を随時撮影しています。ご説明の際には撮影した写真を見せながら、治療内容をわかりやすくお伝えいたします。当院では専用のソフトによって、一人ひとりの写真を管理しているので、治療前後の状態をスムーズに見比べることができます。

乳歯が抜けたのになかなか大人の歯(永久歯)が生えてこない、生え変わりが周りの子に比べて遅い。こんな症状は、もしかしたら萌出遅延かもしれません。
これは、歯茎や骨の中で、大人の歯（永久歯）同士がぶつかっていたり、歯の向きが悪く、隣の歯の根に当たって、出てこれなくなっているなどが主な原因です。
放置してしまうと、綺麗な歯並びを手放すことになるだけでなく、健全な噛み合わせや、他の歯の成長まで失うことに繋がるかもしれません。綺麗な歯並び、噛み合わせは、お子様の成長に大変有益です。
レントゲンで、歯茎内の状態を確認し、診断いたします。症状によっては当院の矯正歯科チームの矯正専門医と連携し治療計画を立案し、ご提案いたします。
永久歯が生えてくるのが遅いなと感じていらっしゃる方は、是非一度ご相談ください。

調布歯科・矯正歯科がお子様の矯正歯科治療をおこなう上で目標とするのは、一生自分の歯で噛むことのできるきれいな歯並びになるようお手伝いすることです。
そのためには、乳歯と永久歯の混在する混合歯列期（6歳ごろ）から、患者様の口腔内管理を始め、状態によっては、この時期から矯正治療を開始する必要があると考えています。
また、治療の必要性について、検査だけでもしておくことが良い歯並びをつくる上で重要です。
歯並びを整えると歯ブラシが届きやすくなり、虫歯や歯周病の発症リスクを軽減できます。歯が成長する時期にある子供は矯正を行いやすいので、歯並びに問題がある場合には、早めに矯正治療を開始すると良いでしょう。
お子様の健全な発育のためには、綺麗な歯並びと噛み合わせは、大変重要です。少しでもご興味がありましたら、どうぞお気軽にご相談にいらしてください。

妊娠中は口腔内環境が悪くなると言われていて、以下のような原因が考えられています。

一般的に、妊娠すると歯肉炎にかかりやすくなると言われています。これは女性ホルモンが大きく関与しており、エストロゲンという女性ホルモンが、歯周病原細菌の増殖を促したりするからです。また、プロゲステロンというホルモンが、炎症を増悪させてしまします。これらのホルモンは、妊娠終期には月経時の10~30 倍になるといわれており、妊娠中期から後期にかけて、妊娠性歯肉炎が起こりやすくなるのです。
ただ、プラークがあまり残存しない清潔な口腔内では起こらないか、起こったとしても軽度で済むので、妊娠中は特に気をつけてプラークコントロールを行うようにしましょう。
歯肉炎を放置してしまうと、出産後に歯周病に移行する場合もありますので、注意が必要です。妊娠中でも、歯科検診やクリーニングを可能であれば行いましょう。

妊娠中の女性の喫煙、多量の飲酒、何らかの感染症に罹患していると、早産や低体重児出産の可能性が高くなります。また、歯周病も胎児へのリスクとして関与することがわかってきました。妊娠した女性が歯周病に罹患していると、早産や低体重児を出産する確率が7．5倍も高くなるという報告がされています（Am J Obstet Gynecol,196:135,2007.）。
歯周病による炎症が血流を介して全身に波及するために起こるとされていますが、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字です。
歯周病は治療可能なだけでなく、予防も十分可能な疾患です。生まれてくる元気な赤ちゃんのために、確実な歯周病予防を行いましょう。